ソフト紹介:バックアップソフト「BunBackup」-使い方(基本編)-で紹介したように、フリーのバックアップソフトである「BunBackup」は簡単にバックアップができる便利なソフトです。しかしこのBunBackupはただ簡単なだけでなく、高度なバックアップが出来る素晴らしいソフトでもあります。
そ こで今回は高度なバックアップについて、下の画像にある豊富な設定項目の中から特に便利と思われる機能について解説を交えながら紹介します。下の画像にあ る豊富な設定項目の中から便利な機能から業務でも使えるようなスゴ技まで様々なBunBackupの機能を知って、ぜひ試していただければと思います。
■高度なバックアップとは?
BunBackupはデフォルト設定では簡単な設定しか行えません。詳細な設定を行うためには、メニューの設定→機能表示設定より使用する機能を使えるようにする必要があります。
機能表示設定呼び出し
機能表示設定では豊富な設定項目がありますが、今回はその中から以下の5項目について紹介しますので、それらにチェックをしてください。
・ミラーリング
・世代管理
・圧縮
・自動バックアップ
設定後、OKボタンをクリックすると各種バックアップの項目に対し設定を行うよう、以下のように注意が表示されます。OKボタンをクリックして先に進みましょう。
これで準備は完了です。後は個別の項目について解説します。
■ミラーリング
ミラーリングとは、バックアップ元とバックアップ先のフォルダの状態を同じ状態に保つバックアップ方法です。データをコピーするだけでは古いファイルが溜まってしまいますが、この方法なら最新の状態を保ち続けながらバックアップすることが出来るようになります。
BunBackupでミラーリングを行うためには、まず変更対象のバックアップを選び設定ボタンをクリックします。
バックアップ設定画面より、「詳細設定」ボタンをクリックします。
バックアップ方法タブをクリックし、ミラーリングするにチェックすれば完了です。
■世代管理
通常のバックアップでは、バックアップ先にある以前の状態データは消えてしまいます。しかし誤った更新をしてしまった場 合などでは、古い状態のデータの確認が必要になります。そんな時、過去の履歴を保存する「世代管理」でバックアップを行えば、古い状態のデータを確認する ことが出来ます。
世代管理の設定は、先ほどのミラーリングと同様、変更対象のバックアップを選び設定ボタンをクリックしてバックアップ設定画面画面を呼び出します。次に「世代管理」タブをクリックし、「世代管理する」にチェックすれば完了です。
ただしこの世代管理はデフォルトでは同じフォルダ内に「世代yyyy-mm-dd」というフォルダを作成するため、ミラーリングが出来ません。その場合には「世代管理をバックアップとは別のフォルダに保存する」にチェックし、異なるフォルダを設定しておく必要があります。
■圧縮
上記のように世代管理まで行う場合、バックアップデータはどんどん増加していきます。これを緩和するためにBunBackupでは、バックアップデータそのものを圧縮して保存先の容量を節約することも出来ます。
先ほどの世代管理やミラーリングと同様、変更対象のバックアップを選んで設定ボタンをクリックし、バックアップ設定画面画面を呼び出します。次に「圧縮」タブをクリックし、「バックアップ先を圧縮する」にチェックすれば完了です。
■自動バックアップ
これまでに紹介したバックアップは、手動でも実施できますがタイマーで自動的に行えばバックアップのし忘れはほぼ無くなります。BunBackupではこの自動バックアップの指定も出来てしまいます。
設定には、メニューの設定→環境設定から環境設定画面を呼び出します。
自動バックアップタブをクリックし、自動バックアップにチェックします。次に「Windows起動時に常駐」ボタンをクリックします。
Windows起動時に常駐画面が表示されたら、下記のように設定されていることを確認して「登録」ボタンをクリックしてください。
登録に完了すると以下のような画面が表示されます。元の画面に戻ったら、OKボタンをクリックすれば完了です。
最後に、初期画面に戻ったら「保存」ボタンをクリックして設定を保存すれば全ての作業は完了です。
他にも様々なバックアップの設定がありますが、これらは今までに紹介した設定手順を参考にして試せば設定は難しくありません。メニューのヘルプからヘルプを呼び出し、様々な機能を試してみてください。
BunLogMailでBunBackUpでのバックアップ処理の自動報告
BunLogMailでBunBackUpのバックアップ処理内容を、バックアップ完了時に、自動でメール送信する仕組みを作れます。
これで、「何かの手違いでバックアップが取れていなかった!」という状況を
回避できます。
設定は、BunBackUpのログファイルの場所を記録させて、メールサーバーの情報と、
メールのタイトルと、送信者名と送る内容を設定するだけです。簡単です。
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